10月11日 おはぎの日記②
僕おはぎは、宇宙船に連れ去られたおかげ?で、
人間の言葉を理解し話せるようになった。
そこで、僕とシャリ君がどんな宇宙を旅してきたか、
忘れない内に日記に書き留めておこうと思う。
あの日いつものようにシャリ君のベッドの足元にある自分の毛布にくるまって寝ていたら、
突如、窓の外がまるで真昼間のように明るくなったんだ。
変だなーって思ってたら、窓をスーってまるで何もないように通り抜ける人影を見た。
僕は怖くて毛布にくるまりながらブルブル震えていたと思う。
その人影は僕とシャリ君の周りをぐるぐる回って、
しばらくすると、僕とシャリ君は天井を突き抜けて宇宙船に引っ張られた。